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2025.11.27

オーラルフレイルと口腔機能低下症 ー早めの気づきが健康寿命を守るー

「最近、食事中にむせることが増えた」「滑舌が悪くなった気がする」そんな小さな変化はありませんか?
それは オーラルフレイル(口のささいな衰え) のサインかもしれません。さらに進行すると、歯科医院で診断される 口腔機能低下症 へとつながります。今回は、この2つの違いと予防のポイントを分かりやすく解説します。

オーラルフレイルとは
オーラルフレイルは、口腔機能の軽度な衰えを指す概念です。
● 食べこぼしが増える
● むせやすくなる
● 滑舌が悪くなる
● 口が乾きやすい
これらは「まだ病気ではないけれど、注意が必要なサイン」。放置すると栄養不足や誤嚥性肺炎、さらには身体的フレイル(全身の虚弱)へ進行する可能性があります。

口腔機能低下症とは
口腔機能低下症は、複数の口腔機能が低下した状態を歯科医師が診断する疾患です。2018年から保険診療に導入されました。
● 咀嚼力の低下
● 嚥下機能の低下
● 唾液分泌量の減少
● 発音の不明瞭化
進行すると食事摂取が困難になり、誤嚥や低栄養のリスクが高まります。早期発見・対応が欠かせません。

口腔機能低下症の7つの検査法 
                   

歯科医院では、以下の 7つの検査項目 に基づいて診断が行われます。
1. 口腔衛生状態不良:舌の視診や口腔細菌検査で確認
2. 嚥下機能低下:問診票や嚥下テストで評価
3. 咬合力低下:残存歯数や咬合圧検査で測定
4. 低舌圧:舌圧計で舌の筋力を測定
5. 咀嚼機能低下:グルコセンサーなどで咀嚼能力を評価
6. 口腔乾燥:唾液分泌量の測定や口腔乾燥検査
7. 舌口唇運動機能低下:発音や舌・唇の運動能力をチェック

このうち 3項目以上に該当すると「口腔機能低下症」と診断されます。

オーラルフレイルは「気づきのサイン」、口腔機能低下症は「診断される疾患」。どちらも放置すると健康寿命を縮めるリスクがあります。「少しむせる」「噛みにくい」と感じたら、早めに歯科医院へ相談しましょう。

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